ふるさと納税PR強化に向け作製した福井県福井市の返礼品パンフレット=12月12日、同市役所

 福井県福井市の本年度のふるさと納税寄付額が11月末現在で、過去最多だった昨年度分を上回り目標額1億円を達成するペースとなっている。返礼品を5倍超の約400点に充実。今年から追加した新ブランド米「いちほまれ」は返礼件数の約2割を占める人気ぶりだ。市は寄付が増加する年末に合わせパンフレットを作製してPRに努め、スパートをかけている。

 12月12日開かれた市議会予算特別委員会で、今村辰和委員(一真会)がただした。

 市まち未来創造室によると、11月末現在の寄付は1225件5590万4300円。昨年11月末の494件1876万2千円のおよそ3倍で、昨年度1年分の848件3828万7千円も追い越している。首都圏からの寄付が多いという。返礼品数は昨年度まで75点だったが、本年度は市内業者から提案を募るなどし、12月12日時点で391点にまで増やした。

 寄付1225件のうち約2割に当たる246件の寄付者が、いちほまれ単品や越前がに、若狭牛とのセットといった返礼品を希望。いちほまれ関連が返礼品に加わった9月以降では約26%を占めた。

 ふるさと納税をすると、所得税や住民税の還付・控除が受けられるが、控除対象となるのは12月の寄付まで。そのため例年12月が寄付のピークで、昨年は12月分だけで全体の4割以上を占めた。このままのペースで寄付が受けられれば、目標の1億円は達成できる見通し。

 市は11月中旬に冬季限定の返礼品パンフレットを千部作製。市東京事務所の営業活動で配ったり、これまでの寄付者に送ったりしてPR活動を強化している。同室の担当者は「返礼品数を充実させたことで、福井市のいろんな特産品を知ってもらえたと思う。末永く応援してくれる寄付者を一人でも増やしたい」と話している。

 いちほまれは坂井市のふるさと納税でも人気で、同市産の限定40点がほぼ1カ月でなくなった。

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