大雪時のチェーン装着を義務化する区間

 福井県議会は12月11日、厚生、土木警察の両常任委員会を開いた。土木警察常任委では、国土交通省などが公表した大雪時にタイヤチェーン装着を義務付ける対象区間に、2月の記録的な大雪で多くの車が立ち往生した国道8号の同県あわら市熊坂―笹岡間(4キロ)が含まれたことを受け、理事者は「どういう条件やタイミングでチェーン義務付けの規制が実施されるのか、情報提供がないと混乱が起きる」とし、道路管理者の国に対し運用への丁寧な説明を求める考えを示した。

 笹岡一彦委員(自由民主党)は「この区間が通れないと、周辺住民は学校や会社、病院などに行けない。義務付けで不便になるのではないか」と懸念を示した。

 これに対し、大槻英治土木部長は「まずはしっかりと除雪する。それでも雪が激しくなったときに、チェーンを付けて通行してもらうという意味合いがある」と説明。「区間に設定されたことで、不便が生じるというものではない」と説明した。

 理事者はチェーン義務化の実施が想定される雪のレベルは「例えば今年2月のような記録的な大雪時などが対象になると理解している。一般的な雪の時ではない」とした。

 チェーン規制の違反者には、懲役または罰金を科す方針だとされている点についても、警察がどのように取り締まるのか委員から質問が出された。山田英夫県警交通部長は「取り締まりは全国的なものになる。警察庁からの指導なども受けて適切に対応していきたい」と答えるにとどめた。

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