エルパ、もっとラブリーになる秘策

 福井県を代表する大型ショッピングセンターの一つ、「フェアモール福井」(通称エルパ)=福井市大和田2丁目=の魅力アップをテーマにした、一般社団法人「ゆるパブリック」(ゆるパブ)と福井新聞ONLINEのコラボ企画「ゆるパブ・オフ会」。エルパの存在意義を高めるアイデアについて、1人の参加者の意見が注目を集めた。

⇒第1回記事「エルパ、何でもあるけど物足りない」を読む

⇒第2回記事「エルパになくピアにあった『無駄』」を読む

 「ラブリーパートナー・エルパという名前の通りに、みんなを応援する場所だと言うことを前面に出して、地元を愛する商業施設であってほしい。ラブリーな気持ちになれる場所にして」。坂井市の50代男性は語気を強めて言った。エルパを運営する協同組合福井ショッピングモール側には地元のお店が商売を続けられる場所を残したいという信念がある。男性の意見はお店だけでなく、地元の県民も応援してほしいという願いだった。

 続けて男性が斬新なアイデアを披露した。エルパ側がどんなことでも記念になる出来事を広く募り、記念セールを行うというものだ。「プロ野球の球団が優勝すると地元の店が記念セールをするように、だれかを応援するセール。誰かが新聞紙面を飾ったことだったり、どんなささいなことでもいい。地元に根付いた感じがする」。

 多くの参加者が目を見張った。福井市の40代男性も「応援してくれると愛着が湧く」といい、鯖江市の20代学生も「私の応援セールがもしあったら行きたくなる」と声を弾ませた。「町内のゲートボール大会優勝とか校内の合唱コンクール準優勝とかでもいいかも」。若新さんも乗ってきた。

 あわら市の30代男性がアイデアにさらに味付けした。エルパ内に大きなデジタルサイネージを設けて、タッチすると記念セールの名称や関連の写真が表示されるという案だ。「みんなデジタルサイネージの前で記念撮影したりするかも」。想像が広がる。そこが名所になれば、エルパには待ち合わせに適したようなシンボリックなものがないという課題の解決にもつながるはずだ。

 エルパ側もこの案には舌を巻いた。定期的にポイント3倍、5倍の日を設けているものの、それは店側の戦略でしかなかった。応援セールを冠することで地元を応援するというエルパの信念を客に知ってもらうことができるだろう。

 ピアから「福井方式」が生まれたように、エルパから新たな「福井方式」が生まれるかもしれない。

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