高校生を指導する栗原陵矢捕手=石川県小松市のこまつドーム

 2年連続で日本一に輝いたソフトバンクの栗原陵矢捕手(福井県・旧春江工業高校出身)が12月8日、福井新聞の取材に応じ、来季への意気込みを語った。プロ初安打、日本シリーズ出場と成果はあったが「納得はいかなかった。まだまだ成長しないと」ときっぱり。「来季はもっとスタメンで出たい」と飛躍を誓った。

 4年目の今季は、正捕手争いを期待されたが2月の春季キャンプで左肩を痛め、早々と戦線を離脱。「最低でも50試合には出るつもりだった。開幕から戦うステージに立てなかったのは苦しかった」と振り返る。

 それでも8月に1軍登録されると、9月5日のロッテ戦でプロ初安打を記録。自己最高となる11試合に出場し、日本シリーズでは代打で犠打を成功させた。「自分の売りはバッティング。1軍の打席に立てたことは大きい。来年につながる」と手応えを示した。

 正捕手の座を狙う栗原にとって、来季も厳しい戦いが待っている。日本シリーズMVPの甲斐拓也を筆頭にチームメートには実力者がそろう。だが「ポジションは一つしかない。あの人たちを越えて試合に出るつもりでいる」と闘志は十分だ。「日本一の喜びよりも、グラウンドに立てなかった悔しさの方が大きい。来年こそ自分がマスクをかぶる」と言い切った。

 この日は、石川県小松市のこまつドームで開かれた日本高野連、日本野球機構(NPB)などが主催するシンポジウム「夢の向こうに」に参加。京田陽太(中日)、角中勝也(ロッテ)らとともに高校生たちを指導した。

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