次々と競りにかけられる正月飾り用などの松=12月8日、福井県の福井市中央卸売市場

 正月飾りや生け花に使われる縁起物の松を扱う恒例の「松市」が12月8日朝、福井県の福井市中央卸売市場で開かれた。青々とした松がずらりと並んだ市場に、競り人の威勢のよい掛け声が響き、早くも迎春ムードを漂わせた。

 今年は茨城や福井県内から、樹齢が数年の若松や高さ約2メートルの一本松など約7万本を入荷。台風の影響もなく品質は良好という。松を掲げた競り人が「10本でいくら」「安いよこれ」などと独特の抑揚で声を張り上げると、品定めした約20人の仲卸・小売業者が次々に競り落とした。

 金や銀の塗料で色付けされたシダレヤナギの加工品約1万5千本も取引された。

 松市を主催する福井中央花卉市場の横地則浩社長(57)は「年に一度の祭り。いよいよ年の瀬という感覚になる」と話していた。

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