福井県おおい町役場=同町本郷

 福井県おおい町は12月3日、大学や専門学校などへの進学者に毎月2万円、最高4年間で計96万円を給付する進学サポート制度を設けると発表した。条例案として4日開会の定例町議会に提案し、来年度から施行を始める予定。町は「子育て支援に優しい町」として、U・Iターン増につなげていきたい考えだ。

 町はこれまで「子育てに関する切れ目ない支援」として、第2子以降の保育無料化や不妊治療の助成などを展開。今年8月からは妊産婦の医療費助成も始めている。

 今回は進学のサポートとして、県内外の大学などに進学する学生に返済不要の支援金を給付するもの。給付額は1人当たり月々2万円。卒業に必要な最低修学年数が対象で、最長は4年となる。仮に4年制大学に進学すれば、4年間で総額96万円が給付されることになる。大学院は対象とならない。

 対象要件は▽保護者が給付金申請時に1年以上、町内に居住している▽給付を受ける学生の住所が過去に1年以上、町内にある▽公立高校の授業料免除対象となる所得額-の3点を満たしているもの。

 制度の施行期間は来年度から2023年度までを予定しており、23年度に入学した場合は、最長で26年度まで給付を受けることができる。

 町によると、所得額の条件に該当するのは町内対象世帯の9割程度になるという。来年度、約250人が対象となる見込みで、新年度予算に約5700万円を計上する予定。

 中塚寛町長は3日の定例会見で、「子育て支援に優しい町として、おおい町に興味を持ってもらい、Uターンや移住定住を進める施策としたい」と語った。また、昨年度から転入超過が続いていることに触れ、「このタイミングを逃さずに、子育て支援策を充足してアピールしていきたい」とした。

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