愛らしい表情のイノシシの置物=12月3日、福井県越前町小曽原の「風来窯」

 つぶらな瞳に白い牙、黒い鼻は今にも動きだしそう。来年の干支「亥」にちなんだ愛らしい置物作りが、福井県越前町小曽原の越前焼工房「風来窯」でピークを迎えている。

 同工房の大屋宇一郎さん(47)は11年前から毎年、干支にちなんだ土鈴を制作。今年は10月末から制作を始め、新年に向けてかわいらしさの中にも写実性が感じられるイノシシの置物約50個を順次仕上げている。

 表面の櫛(くし)目に白い化粧土を薄く塗ることで、野性味ある毛並みを表現。紅白のひもが結びつけられたイノシシの体を揺らすと、カランコロンと心地よい音が響く。大屋さんは「玄関先に飾って、新年から和んでほしい」と作品を手に笑みを浮かべていた。

 越前焼工業協同組合によると、他工房でも新年に向けてそれぞれ特徴ある置物などを制作、販売している。

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