これを防ぐために、アラニンやビタミンB1が多く含まれる豚肉、グルタミン酸を多く含む大豆、亜鉛を多く含む牡蠣やカツオを取るといいかもしれません。豚肉料理や納豆や豆腐、貝類やカツオのたたきを食べるように心掛けたらどうでしょうか。

基本NGのスイーツだがコンビニを利用できる

最後に、言わずもがなですが、飲み会のあとのスイーツには気をつけてください。

特に女性は、アルコールの後は、何か甘いものを食べたくなる方が多いようです。しかし、チョコレートやケーキ、プリン、アイスクリームなど、甘いお菓子には糖質が多いのでNGです。

また、洋菓子はもちろん、比較的カロリーの低い和菓子にも注意が必要です。たとえば、アイスクリーム1個のカロリーは224kcalなのに対し、大福は165kcalと低カロリーです。でも、糖質で見ると、アイスクリームが約22gなのに対し大福は約35gと1.5倍も高いのです。甘くないおせんべいも意外に糖質量が高いものです。洋菓子、和菓子を問わず糖質の高いお菓子に、飲み会の後は手を出さないよう気をつけましょう。

口元が寂しい方は、チーズや糖質の低いナッツで我慢したらいかがでしょうか。

それでも、どうしても甘いものを我慢できないという方は、ローソンやファミリーマートで販売されるようになった低糖質スイーツを利用されたらいかがでしょうか。糖質量10g以下に抑えられているものが多いようです。でも、私としては、少なくても5g未満にしてほしいので、半分にしたりして工夫していただきたいと思います。栄養表示を確認して、適宜ご対応ください。

また、通販でも、血糖値を上げない甘味料エリスリトールなどを使った低糖質スイーツ類が冷凍で販売されています。どうしても甘いもので締めたいという方は、買い置きしておくのも1つの方法だと思います。

以上のようなことを頭に入れていただければ、ダイエットなど軽い目的の糖質制限ならば大丈夫かと思います。糖尿病対策などで厳密な糖質制限を必要とされる方は、1日糖質量から食事1回あたりの許容糖質量を計算するようにしてください(「コンビニは『糖質制限ランチ難民』の救世主だ」)。

それでは、飲み会の多くなるこれからの季節、楽しく糖質制限を続けてください。(江部 康二 : 高雄病院理事長)

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