しかも、あとで紹介しますが、居酒屋などには糖質制限しながら食べられるメニューがたくさんそろっています。基本的に肉や魚もOKで、多彩なメニューを味わえるのも、糖質制限食の楽しみなのです。

醸造酒とカクテルはNG、蒸留酒を選ぼう

ただし、どんなお酒でも飲んでいいわけではなく、種類を選ぶ必要があります。

なぜならば、アルコールは大丈夫でも、お酒の種類によっては糖質を多く含むものがあるからです。どんな種類のお酒が大丈夫なのか、あらかじめよく確かめて、選んで飲むようにします。糖質のないお酒を選び、正しい飲み方をすれば、楽しく糖質制限食を続けられます。

それでは、糖質制限で選ぶべき酒類についてこれから具体的に述べていきます。そもそもお酒は、大きく分けて次の3種類になります。

蒸留酒は基本的にOK

まず、蒸留酒という種類があります。焼酎、ウイスキー、ウオッカ、ブランデーなどが蒸留酒に含まれます。

蒸留酒は、製造法が以下の「②醸造酒」とは大きく異なります。糖質を含む穀物などを酵母で発酵させるのは同じなのですが、このあとで加熱します。そして、気体化したアルコールを冷却して液体に戻したものを集めてお酒にします。

でき上がった蒸留酒には糖質は含まれていないので(ジンとラムのみ100g中0.1g含む)、いくら飲んでも血糖値が上昇しません。肥満にもつながりません。

糖質制限中は、基本的に蒸留酒を選ぶようにしてください。焼酎、ウイスキー、ウオッカ、ブランデーなどの蒸留酒には糖質が含まれていないので、糖質制限的にはいくら飲んでも大丈夫なのです。よく飲食店のメニューにある、焼酎の水割り(お湯割り)、ハイボール(ウイスキーの炭酸割り)なども問題ありません。

ただ、あまり大酒をすると肝臓に悪いなど、ほかの健康被害の心配がありますから、常識程度にしてください。

醸造酒は基本的にNG

次に、日本酒(清酒)、ビール、ワイン、紹興酒などの醸造酒があります。醸造酒は、糖質の多い穀物や果物などをアルコール酵母で発酵させてつくります。穀物など原料に糖質を多く含んでいるため、当然、お酒の糖質は高くなります。

たとえばビールの中ジョッキ(500ml)1杯の場合、糖質は15g以上になります。また、日本酒1合の場合、糖質が約8gもあります。いずれも液体なので、糖質の吸収速度も速く、あっという間に血糖値を上昇させてしまいます。

特にビールの場合は大量に飲んでしまいがちで、含まれている糖質の総量も多くなり、血糖値の大幅な上昇を招きます。結果、肥満にもつながります。

「糖質制限において醸造酒はダメ!」ということをぜひ覚えておいてください。ただし、「糖質ゼロ」の発泡酒や日本酒はOKです。

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