乗り捨てられた逃走車を調べる捜査員。奥は福井大附属義務教育学校=11月28日午後2時10分ごろ、福井県福井市二の宮4丁目

 11月28日午前11時ごろ、福井県福井市灯明寺3丁目の事業所敷地内で、薬物事件の捜査で県警の捜査員から任意で事情を聴かれていた男(44)が突然、車に乗り込み逃走した。車を制止しようとした男性捜査員が転倒、足に軽い擦り傷を負った。ドアが大きくへこんだ逃走車が同市二の宮4丁目の駐車場で発見されたが、男の姿はなく、県警は公務執行妨害容疑で行方を追っている。29日午前8時現在、男の身柄は確保されていない。

 ⇒「鉢合わせするかも」不安広がる

 県警によると、男は身長175センチくらいで中肉、灰色のつなぎのような服を着ていた。刃物や拳銃など凶器の所持は確認されていない。

 捜査関係者によると、県警組織犯罪対策課員や警察署員ら複数の捜査員が男の職場を訪れていた。屋外で話していたところ、突然敷地内に止めてあった車に乗り込み、捜査員の制止を振り切り、ドアが開いたまま走り去った。

 県警は緊急配備を敷き、約50分後、南に約1キロ離れた福井大附属義務教育学校西側にある駐車場で男の車を発見、押収した。不審者情報などをメール配信している「リュウピーネット」で情報を発信。登録者に「男を見かけたら、距離を置き、110番通報してください」と注意を呼び掛けた。

 同校や明新小など近隣の学校は、児童を保護者に直接引き渡したり、集団下校するなどして対応した。

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