渕上隆信敦賀市長

 福井県敦賀市の渕上隆信市長(57)は11月27日に開会した定例市議会本会議で、来年4月の任期満了に伴う敦賀市長選に再選を目指して立候補すると表明した。渕上市長は「北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿づくりや(周辺5市町と広域経済圏を目指す)ハーモニアスポリス構想などの各施策を通じ、引き続き市の活性化に取り組みたい。全身全霊をささげて努力する」と述べた。

 提案理由説明の最後に市長選に向けた所信を述べた。

 渕上市長は本会議終了後の記者会見で「(まちづくり指針の)市再興プランは着手率100%となったが、次期4年間は形にしていく大事な時期なのでしっかりと進めたい」と強調。1期目の成果は「人道の港として注目を浴び、観光客の受け皿づくりを着々と進めた。角鹿小中一貫校などのいくつかの課題も一定の方向性を示せた」とした。

 高速増殖原型炉もんじゅの廃炉や敦賀原発2号機の審査長期化など、厳しい状況が続く原発に関しては「国が方針や政策を出すように働き掛けるしかない」とし、「産業の複軸化、エネルギー多元化で水素社会の実現を目指す」と述べた。

 渕上氏は佐賀県出身、九州大卒。2007年から敦賀市議1期を務め、15年の市長選で初当選した。原発立地自治体などで構成する全国原子力発電所所在市町村協議会の会長を務める。

 同市長選を巡り、現時点でほかに表立った出馬の動きはない。

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