検問する福井県警坂井署員=11月23日午前0時40分ごろ、福井県坂井市春江町江留中

 福井県警坂井、坂井西、あわら、敦賀の4署は11月22日深夜から未明にかけて、計40人余りの署員を動員して一斉検問を行い、1200台以上を調べた。通常ほとんどのドライバーは飲酒運転はしない。この日も摘発は2件だった。それでも警察が飲酒運転を見逃すまいと目を光らせるのは、「大事故につながるだけでなく、本人の人生も台無しにする」(齊藤真也敦賀署交通課長)からだ。午後10時から最大6時間かけて行われた4カ所の検問に密着した。

 ▼カップホルダーに…

 車がほとんど通らなくなった23日午前3時ごろ、坂井市を南北に貫く嶺北縦貫道の福井空港前。検問を続ける坂井署員の前に、北進する軽自動車がやってきた。

 「お酒大丈夫ですか」。窓越しに署員が60代男性に尋ねると「大丈夫です」と返ってきた。ところが、署員の顔に息を吹きかけるよう促すと、署員に当たらないよう顔を背けて短く「ふっ、ふっ」と息を吐く。署員がのぞき込むと、ドリンクホルダーには開封された日本酒のカップ酒。「これは何ですか」の問いに「水です」。検査の結果、呼気から基準値を大幅に上回るアルコールが検出された。署員も驚くほど順法意識は低かった。

 酒気帯び運転は、敦賀市内3カ所で検問した敦賀署も1件摘発した。

 ▼無免許で友人乗せ

 23日午前0時20分ごろ、坂井市三国町加戸の国道305号「加戸」交差点付近では、友人数人を乗せた30代男性が運転する軽乗用車が、坂井西署の検問を受けた。同乗者は酒を飲んでいたとみられるが、男性は飲んでいない。ところが、署員が免許証を見せるよう促すと、免許失効から数年経過した無免許運転が発覚した。小部泰寛交通課長は「無免許運転は飲酒運転と並ぶ大きな罪」と指摘する。

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