来春の福井県知事選に向けた政策集を発表し「行政運営のやり方を大きく変える」と話す杉本達治氏=11月22日、福井県庁

 来春の福井県知事選を巡り、前副知事の杉本達治氏(56)は11月22日、福井県庁で会見し、出馬に向けた政策集「チャレンジ!~ふくいに新しい風を吹き込む~」を発表した。重要な政策については現在の西川県政の路線を引き継ぐとした上で「新しい発想でプラスアルファをしたい」と強調。さらに「行政運営のやり方を変えることで現在と大きく変わる」と、5選を目指す現職の西川一誠氏(73)との違いを打ち出していくとした。

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 政策集には、行政運営の手法も含めた計26項目の政策を並べた。北陸新幹線の一日も早い全線開業や、県民の安全最優先の原子力・エネルギー政策など、西川県政とほぼ同じ政策が盛り込まれていることに「西川氏の4期15年余りの実績への評価は非常に高く、県民は違いを強調することは求めていないと思う。大切なことは引き継いでいきたい」と理解を求めた。

 幼児教育などの無償化の拡充、大規模災害時に活動する消防団制度の推進など、自身の発想やこれまでに接した県民の声などを踏まえた独自の施策もあると説明した。

 一方で、行政運営の手法については明確な違いがあることを強調。「徹底現場主義」をうたい文句とし「政策の方向性は引き継ぐが、事業が最善であるかどうかは一つ一つ吟味していく」と述べ、現在の事業はゼロベースで見直すとした。

 県内を4巡し「世代交代の必要性を訴える県民は非常に多い。若さや行動力などに共感してもらえていると考えている」と話す。今後はさらに県内を歩き「いろんな人の声を反映し、政策集をバージョンアップさせていきたい」と述べた。

 知事選を巡ってはこのほか、県議の中井玲子氏(60)も出馬を表明。共産党県委員会も候補者を模索している。

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