鈴木馨祐財務副大臣(手前右)に建議を手渡す財政制度等審議会の榊原定征会長=20日午前、東京都千代田区

 財政制度等審議会は20日、2019年度予算編成に向けた建議(意見書)を麻生太郎財務相宛てに提出した。借金を膨らませた平成30年間の財政運営を巡り、返済の形で負担先送りのつけが回る将来世代が「悲劇の主人公だ」と断じ、チェック機能を欠いた政府や国会を指弾。19年10月の消費税率10%への引き上げの確実な実施や高齢者医療、大学などの予算改革に注力するよう求めた。

 安倍政権は18年度第2次補正予算案を編成し、19年度も景気下支えの歳出を上積みする。この点も効果的な方策に絞るよう財政審はくぎを刺したが、危機感が受け止められるかは見通せない。

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