勝山・道の駅の建物完成予想図

 福井県勝山市荒土町松ケ崎で計画中の道の駅「恐竜渓谷ジオパーク(仮称)」の本格的な造成工事が始まった。2020年春の開業を目指す。木造平屋建てで、市では外観に恐竜をイメージしたデザインを施す方向で調整している。また販売する地場産品を充実させようと、市内の農林水産物出荷者を対象にした説明会が11月末から始まる。官民挙げた動きが今後加速する。

 道の駅は中部縦貫自動車道の勝山インターチェンジ(IC)からほど近い「勝山恐竜橋」北詰の敷地1・2ヘクタールに計画。年間90万人の来館者がある県立恐竜博物館やスキージャム勝山に向かう車が通る道路沿いで、現場周辺は「勝山の北の玄関口」に当たる。16年、国土交通省の重点支援対象に選ばれた。事業費は5億2千万円。

 今月に入り、敷地造成や水田を流れる排水路の付け替え、地下排水溝の設置工事が始まっており、今後、平均2メートルかさ上げする盛り土工事も本格化する。来年度からは本体工事に着手する。

 施設は延べ床面積約700平方メートル。メインの物販、飲食スペースに加え、観光案内所や、24時間利用可能なトイレ、休憩所などを設ける。屋外には九頭竜川沿いの立地を生かし、ブランド化を目指す「九頭竜川勝山あゆ」のつかみ取りなどを行うスペースを設けることができないか調整が進んでいる。

 イベント広場のほか小型車、大型車合わせて100台ほどの駐車場を整備する。

 物販スペースに並べる農産物や加工品の出荷者登録に向けた説明会は、27日から市内JA各支店や公民館で開く。加工品開発の動きも始まっており、市漁協は商標登録されたばかりの勝山あゆを使ったおにぎりや丼風のミニ御前を開発。今後、道の駅での販売をにらみ試作を重ねていく。

 市では近く基本設計の概要のほか、正式な施設名称を発表する方針。

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