西川一誠氏の後援会連合会などが3月末に開いた政治資金パーティーで、ビデオメッセージを寄せた自民党の二階俊博幹事長=3月27日、福井県福井市

 福井県福井市内で11月17日に予定されていた自民党の二階俊博幹事長の福井県後援会による政治資金パーティーが中止になったことが13日、分かった。来春の知事選推薦を巡り、県連は前副知事の杉本達治氏(56)の党本部上申を決めたものの、5選を目指す現職の西川一誠氏(73)を支持する県議会議員が「無効」と抗議し、党本部にも上申書を慎重に審議するよう申し入れる異例の事態となっている。パーティー中止の真相はやぶの中だが、県連の混乱が背景にあるとみられる。西川氏、杉本氏それぞれの支持者から、さまざまな臆測が飛び交っている。

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 二階氏は幹事長として党内や全国の地方組織をまとめ、公認、推薦の権限を握る最高権力者の一人だ。それだけに17日のパーティーで、知事選の推薦問題についてどう発言するのか注目されていた。後援会の役員はパーティー中止の理由を「二階氏の事務所から『行けなくなった』との連絡がきょう(13日)あった。詳しい説明は受けていない。日程をずらして開催するかどうかを含めて、今後の対応を協議したい」としている。

 「二階氏と西川氏は近い。西川氏の有力後援者とはさらに関係が濃厚だ」。こう語る関係者は多い。実際、西川氏の後援会連合会と、県内経済界でつくる政治団体の「福井経済産業政治連盟」が3月末に福井市内で開催したパーティーでビデオメッセージを寄せた。詰め掛けた約1500人(主催者発表)に「西川さんは2003年の初当選から15年間、福井県をしっかりした足取りでリードしてきた。私は最初の選挙の時にお伺いした」とし、「まだまだ活躍の余地はたくさんある。支援を惜しまない」と語った。

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