はつらつとプレーする吉田新内さん=11月8日、福井県福井市のフォーレスト福井ゴルフクラブ

 大病を乗り越えナイスショット-。吉田新内さん(81)=福井県福井市=が、ゴルフで自分の年齢より少ないスコアで回る「エージシュート」をこのほど達成した。通算6度目。「健康に気を使っていたおかげ。周りの支えもうれしかった。さらに記録を伸ばせれば」と笑顔を見せた。

 今年4月、病院の検診ですい臓がんを宣告された。さすがに「もうゴルフできんやろなと思った」。いつも明るく活発だったが、数日は落ち込んだという。

 しかし6月の手術成功後、医者からうれしい言葉があった。「ちゃんとリハビリすれば、また(プレー)できますよ」。吉田さんは「早くやりたい」一心で熱心にリハビリを続け、わずか55日で競技に復帰した。10月、仲間同士の定例会で、79の好スコアで回り6度目のエージシュートを成し遂げた。

 周りから「新内さん」と親しみを込めて呼ばれており、信頼も厚い。ゴルフ仲間の武田正晴さん(78)も「いつもにこにこしていて、決しておごらない。みんなの人気者」と話す。

 吉田さんは手術前、競技ではカートを使わず全ホールを歩いて回っていたことも多かった。医者にも足腰を鍛えていたおかげで「手術ができた」と言われたそう。「3食しっかり食べて運動すれば不可能はない。同世代の人たちの参考になればいいな」と気恥ずかしそうに話した。

関連記事