【台北共同】太平洋戦争末期、台湾とフィリピンの間のバシー海峡で日本の船舶が撃沈され死亡した日本人の慰霊祭が11日、台湾南端の屏東県恒春の岬にある「潮音寺」で行われ、遺族ら約90人が参加した。読経の後、岬の先端からバシー海峡に向け白菊を献花した。

 バシー海峡や周辺海域では、大戦中に多数の日本軍輸送船が米潜水艦の魚雷により撃沈された。犠牲者は少なくとも10万人、最大で26万人ともいわれる。当時、岬周辺には多数の犠牲者の遺体が打ち上げられたという。

 潮音寺は撃沈された輸送船に乗っていて、奇跡的に生還した故中嶋秀次さん=静岡県出身=が私財を投じて建立した。

関連記事