小浜湾でのマイクロプラスチック調査の結果を発表する若狭高生=11月9日、福井県小浜市の同校

 第16回日本海北部地区水産高校生徒研究発表大会が11月9日、福井県小浜市の若狭高校で開かれた。同校のチームは、世界的に問題となっているマイクロプラスチックを小浜湾の海底や海面から採取したとの調査結果を報告した。

 日本海側の水産・海洋系高校でつくる日本海北部地区水産教育研究会が持ち回りで開催。北陸4県から福井県立若狭高校をはじめ石川県立能登高校、富山県立滑川高校、同氷見高校、新潟県立海洋高校の5校が参加し、それぞれ2~3人一組で研究成果を披露した。

 若狭高は海洋科学科3年の福智隆史さんと増田理紀さんが登壇。昨年8月と今年1月の2回、市内2カ所のカキ養殖場の海面や海底で、マイクロプラスチック(直径5ミリ以下)を採取した結果を示した。

 養殖カキの排せつ物などから出されたプラスチックが海底に沈殿しているとの仮説を立て、泥をふるいに掛けて選別した。その結果、1月は泥1キロ当たり46個、8月は同2個を検出した。海面からは1月が海水1キロ当たり488個、8月は同60個だった。2人は「冬は海底、海面ともマイクロプラスチックの量が多く、季節による変化が確認できた」と説明した。

 また、泥の中から選別したプラスチックを食塩水に入れ、浮かせて分類する採取方法も紹介。「今後もサンプルを増やし、継続調査が必要になる」と締めくくった。

 審査の結果、同校は奨励賞となり、最優秀賞にはサクラマスのえさや飼育法を発表した滑川高が選ばれた。

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