特殊詐欺の手口を表す「たこやき」のキーワードが書かれたポスターを掲げる林正志店長と警察官=11月9日、福井県福井市のエルパ

 「た」宅配便で現金送れ、「こ」コンビニで電子マネーカード買え―。福井県内で相次ぐ特殊詐欺被害を防ごうと、県警は11月9日、特徴的な手口の頭文字をつなげた「たこやき」をキーワードに啓発活動を始めた。老若男女問わず人気の食べ物に着目し、チラシ12万枚を作成。県内たこ焼き店14店舗で配り始めた。

 「役所から還付金が戻ってくる」とだます還付金詐欺、「キャッシュカードを預かる」と言うおれおれ詐欺を含め、頭文字をつなげると「たこやき」になると、県警生活安全企画課の山本泰弘理事官(54)が気付いた。「たこ焼きが嫌いな人はいない。広く啓発したい」と県内のたこ焼き店に協力を依頼した。

 「さくら茶屋」を展開する石田商店の石田敬一社長(67)は「面白い発想。お客さんは子どもからお年寄りまで幅広い」と全10店舗で協力。福井市のエルパ内の店舗では、林正志店長(36)らが、たこ焼きのパックの輪ゴムにチラシを挟み購入者に渡した。

 受け取った勝山市の女性は「意外なキャッチコピーで、ちょっと気になる」と話していた。

 県警は引き続き、県内飲食店にチラシ配布やポスター掲示の協力を依頼していく。

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