全国で風疹の流行が広がる中、福井県は11月6日、今年の県内の患者が4人に増え、県内でも流行の恐れがあると発表した。妊婦がかかると難聴や心臓に疾患のある赤ちゃんが生まれることがあり、県民にワクチン接種を呼び掛けている。

 県健康増進課によると、4日までの1週間で、新たに坂井、丹南の両健康福祉センター管内で各1人の患者が報告された。ともに40代男性。4月と9月にも40代男性各1人が報告されていた。昨年はゼロだった。

 風疹はせきやくしゃみで感染し、主な症状は発熱や発疹、リンパ節の腫れ。予防はワクチンが有効だが妊婦は接種できない。県は妊娠を望む女性や妊婦と同居する家族はなるべく早く抗体検査や予防接種を受けるよう促している。

 また、症状が出たら学校や仕事を休みマスクを着けて受診するよう呼び掛けている。

 全国の今年の累計患者数は1692人で、昨年1年間の18倍に上っている。10月28日までの1週間で新たに170人の患者が報告された。100人超の増加は8週連続。

 東京の60人をはじめ関東で特に増えている。男性は30~50代、女性は20~30代が多い。予防接種をしていないか、接種歴が不明の人がほとんどだった。

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