ポーズをとる旭日小綬章受章が決まった歌手の五木ひろしさん

 旭日小綬章を受章した福井県美浜町出身の歌手、五木ひろしさん(70)。子どもの頃から大好きな歌の道をひたむきに歩んできた。「たかが歌、されど歌です。歌には大きな力がある。少しでも長く頑張っていければ」。受章の知らせに妻と抱き合い、喜びをかみしめたという。

 朝から晩まで働く母親を見て「楽をさせたい」と歌を志した。16歳で歌手になったが売れず、「おふくろの喜ぶ姿を見るまでは」とあきらめなかった。23歳の時「よこはま・たそがれ」がヒット。以来、「長良川艶歌」「夜空」などしっとりした演歌を中心に歌う。

 「奥ゆかしさや情緒が演歌だと思う。日本語の美しさや素晴らしさを大事にしたい」。伝統を守りつつ、新曲はスペイン語で海外配信も構想。「先輩方の歌があるから今がある。挑戦と継承が僕の大きな役目だと思う」

 左手にマイク、右手に拳を握って歌う“ファイティングポーズ”がおなじみだ。「これからもファイティングスピリットを持ち続けていきたい」

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