高性能の検卵装置などを導入し高品質の卵を商品化する土田鶏卵の新GPセンター=10月31日、福井県福井市下中町

 土田鶏卵(本社福井県福井市御幸2丁目、桝井寿和社長)は、同市下中町に新たな選別包装施設を建設した。1時間で卵8万個の処理が可能で、北陸最大規模。高性能の検卵装置を導入し、高品質な卵の出荷に力を入れる。10月31日に完成式典と見学会があった。

 同社はグループ会社が運営する農場で採れた卵を商品化し、県内スーパーなどへ卸している。県内でのシェアは約8割を誇る。新施設の名称は「下中GPセンター」で、床面積は約3200平方メートル。本社工場を含めた生産能力はこれまでの1・2倍になった。

 新施設には最新鋭の全自動機械を導入した。鶏卵を洗浄し、殻に汚れがないか、黄身・白身に血が混じっていないかなどを調べる検卵を行い、サイズ選別、パック詰めを行う。検卵には、目視では発見困難なひびや汚れ、黄身・白身の血をカメラやセンサーで自動検出する高精度の装置を取り入れた。

 式典には取引業者や地元住民が出席。桝井社長は「市場ニーズが厳しくなる中、顧客に喜ばれる商品供給のためにも、新工場の役割は大きい。今後も安全・安心な商品をお届けしていく」と気を引き締めた。

 総事業費は約8億3千万円。北陸銀行が約1億8千万円、日本政策金融公庫福井支店(農林水産事業)が約6億5千万円を協調融資した。

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