「九頭竜勝山あゆ」の商標登録証を掲げる漁協職員=10月24日、福井県勝山市鹿谷町発坂

 福井県勝山市を流れる九頭竜川で捕れるアユがこのほど「九頭竜川勝山あゆ」として商標登録された。県内のアユが商標登録されるのは初めて。市漁協ではブランド化を図り全国の飲食店注文につなげるほか釣り客などの誘客につなげる。またブランドアユをアピールするロゴも作製、11月11日には記念式典が市内で開かれる。

 アユのブランド化はアユ釣りが盛んな地で全国的にみられる。岐阜県では長良川上流で捕れるアユを「郡上鮎」として登録するなど差別化競争が進んでいる。

 勝山市内の九頭竜川では良質のコケが育ち、それを食べるアユが大型化。25センチを超えるものもあり全国から釣りファンが訪れる聖地になっている。市漁協では身が引き締まって味もよい地元アユをブランド化しようと動き、昨年3月に特許庁に商標申請していた。

 「勝山あゆ」として認められるのは九頭竜川の勝山漁区で捕れるアユや加工品。生きているアユは対象外で、大きさは問わない。

 市漁協ではすでに鮮度を落とさず急速冷凍できる機器、真空パック機を導入。冷凍された状態で出荷、市内飲食店からの注文に応えているほか、市ふるさと納税の返礼品にも採用されている。今後は、全国の飲食店にブランドアユとして広める。

 これから本格化する加工品開発で、商品にロゴマークを使用しブランドをアピールする。

 市漁協の毛利賢二組合長は「ブランドアユとしておいしさを県内外の飲食店などに広めてきたい」と話している。

 同漁協では商標登録を記念し、11日午後1時から市民交流センター(片瀬町1丁目)で記念式典を開く。アユの試食会のほか、九頭竜川、地元アユの魅力をダイワフィールドテスター林順二氏、地元釣り師など5人がトークショーに出演する。だれでも無料で参加できる。問い合わせは市漁協=電話0779(64)4206。

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