福井県警本部=福井市大手3丁目

 玄米の売買契約をめぐり現金1億円をだまし取ったとして、福井県警越前署と県警捜査2課は10月31日、詐欺の疑いで同県越前町、無職の男(45)を逮捕した。同署によると「私がやったことに間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、同県越前市内で玄米などの卸売会社を経営していた2016年6月上旬、以前から取引のあった東京都内の米穀などの輸出入・卸売会社に玄米の売買契約を持ちかけ、「契約農家に前渡金として1億円を支払わないと1万俵の玄米を卸せない」などとうそを言い、同中旬にネットバンキングを通して現金1億円をだまし取った疑い。

 越前署によると、契約書は作成していたが、東京の会社側が1億円を振り込んだ後、男と次第に連絡が取れなくなり、昨年5月に同署に相談した。

 男が経営していた会社は約1億8800万円の負債を抱え、昨年3月末までに福井地裁に自己破産を申請、破産手続き開始決定を受けていた。14年10月には、信金中央金庫が中小企業の成長を支援するファンドの投資先に選ばれたこともある。

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