システム障害で証明書の発行ができなくなっている窓口=7月23日午前、福井県坂井市役所丸岡支所

 7月に福井県内9市町で発生した「総合行政情報システム」の障害で、坂井市、あわら市、永平寺町などでつくる福井坂井地区広域市町村圏事務組合が、システムを管理する福井システムズ(福井県坂井市)に対し、損害賠償などとして約1240万円を請求することが10月29日、分かった。同社は応じるとみられる。

 同日開かれた同組合管理者会で示された。約1240万円の内訳は、組合と3市町の職員の時間外手当や各種証明書の郵送料などの実費約280万円と、慰謝料として約960万円。実費の市町別の内訳は非公表。慰謝料は組合が3市町に分配するという。これとは別に、システムが使用できなかった期間を7日間と算定し、業務委託料から約600万円を差し引く。11月29日の組合定例議会に提案する。

 システム障害はサーバーの通信障害が原因。福井システムズがソフトの更新作業を行っていたところ、7月22日未明に障害が発生、同30日に完全復旧した。同社は再発防止策として、障害を起こした通信ソフトや周辺機器を使わない新システムの構築を進めている。

関連記事