グランプリ受賞の喜びを語る出演者=10月28日、福井県あわら市金津創作の森

 「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が受賞している全国のプロ、アマ監督が手掛ける短編映画の祭典「第4回あわら湯けむり映画祭」の入賞者発表と表彰式が10月28日、福井県あわら市金津創作の森で開かれた。最高賞の湯けむりグランプリには藤原伊織監督(京都府)の「されど、みそ汁」が輝いた。

 映画祭は市民有志でつくる実行委が開催。今年は全国から5~30分の55作品が寄せられた。21~27日まで同市の温泉旅館など市内6カ所で上映し、来場者投票で最高賞を決めた。

 「されど、みそ汁」は妻の作る手料理に1~5段階の評価をする夫がみそ汁だけにはなかなか「5」を出さず、何とかして5を獲得しようと奮闘する妻を描いた心温まるストーリー。

 授賞式には藤原監督の代理で出演者らが出席。「人と人とのつながりを意識して作った作品。こうして評価してもらえてうれしい」と喜びを表した。

 同市のプロモーションビデオを制作した映画監督の田中光敏さんが「田中光敏監督賞」を発表。バーチャルリアリティー(VR)など現代の技術の進歩の裏に隠された人間の心理などを描いた張大尉(チャンダーウェイ)監督(中国・北京)の「カップケーキ」を選んだ。実行委が選んだ審査員賞の発表もあった。

 式に先立ち、同映画祭の第1、2回でグランプリを受賞し、今年、映画「カメラを止めるな!」で話題となった上田慎一郎監督からのビデオメッセージが披露された。

 審査員賞は次の通り。

 「えんむすび」(監督河村永徳・東京)、「Birth-おどるいのち-」(監督若見ありさ、池田爆発郎、大橋弘典・東京)、「あの日の伝言」(監督遠藤健一・東京)

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