クルーズ船を貸し切って開かれた東京福井県人会の発足120周年記念祝賀会で乾杯する参加者=10月28日、東京湾

 東京福井県人会は発足120周年を迎え10月28日、東京湾クルーズ船を貸し切り記念祝賀会を開いた。同郷の縁を絆に集まった約210人が、福井の新ブランド米「いちほまれ」や郷土の地酒を味わいながら、県人組織の長い歩みを振り返った。

 東京福井県人会は1898(明治31)年に発足。都道府県単位で3番目に歴史があり、歴代の会長には岡田啓介元首相も名を連ねる。会員は約700人で、年2回の懇親会や会報発行など互助組織として活動を続けている。

 祝賀会で藤田道男理事長は「故郷への思いをつないで120年がたった。さらに発展させ日本一の県人会を目指したい」とあいさつ。来賓の西川一誠知事は「今後も首都圏と福井をつなぐ大きなパイプ役になっていただきたい」と祝辞を述べた。

 地酒の鏡開きがあり、船内で県産品が販売されたほか、いちほまれや映画「えちてつ物語」をPRするコーナーもあった。

 クルーズ船は3階構造で、各フロアで演奏会を企画。福井市出身のピアニスト今川裕代さんや、福井ゆかりのバイオリニストら11人が次々と優雅な調べを奏で、船内は華やかな雰囲気に包まれた。

 参加者は船のデッキに出て潮風を感じながら、レインボーブリッジや東京ゲートブリッジを通過するサンセットクルーズを満喫。参加者の一人は「この組織をしっかり若い人に受け継いでほしい」と話していた。

関連記事