花*花結成20年を迎え「これからも日常を紡ぐ歌を歌い続けていきたい」と抱負を語るこじまいずみさん(右)とおのまきこさん=福井新聞社

 「あ~よかった」「さよなら大好きな人」などのヒット曲で知られ、女性の気持ちを素直に歌い上げて人気の女性デュオ「花*花」。今秋、デビュー20周年を迎え、記念のライブが11月15日、福井市の福井県立音楽堂で開かれる。1998年にインディーズデビューし、ヒットを飛ばしながら充電期間を持って音楽に磨きをかけてきた。「1回のライブ、今この時を大切にし、日常を紡いだ歌を歌い続けていきたい」と2人は口をそろえる。

 こじまいづみさん(42)、おのまきこさん(41)。ともにボーカル、ピアノを担い、作詞作曲も手掛ける。兵庫県高砂市出身で高校卒業後、音楽専門学校(神戸市)で知り合いデュオを組んだ。2000年に「あ~よかった setagaya mix」でメジャーデビュー。同年末、NHK紅白歌合戦に出場。その後シングル7枚、アルバム10枚をリリースした。

 「インディーズでデビュー曲を出したときはうれしかった」と思い出を語るおのさん。「店に並ぶCDを、インデックスの『は行』の一番前に置き換えていました」と笑う。こじまさんは大震災の爪痕が残る宮城県南三陸町で開いたライブが忘れられない。亡くなった祖父にささげた「さよなら大好きな人」を熱唱。「つらい思いを掘り起こしてしまいそうで、被災地で歌うのをためらってきた曲」だったが、「気持ちにふたをして、泣けなかった人たちが泣いていた。歌で泣かせてあげることも必要なんだと思えたし、歌が持っている力の大きさを実感した」という。

 03年に活動を休止。それぞれが自身を見つめ直し、楽曲制作やソロライブなどに打ち込んだ。こじまさんは出産も経た。10周年を機に09年3月に活動を再開すると、曲作りやライブなどに再び奔走。数え切れないほどのステージに立ち、生み出した楽曲は約100曲。「日常のささいなことを感じたままに」(おのさん)、「経験したことを日本語のシンプルな言葉で伝えたい」(こじまさん)と、曲作りに等身大の自分を重ねる。

 福井で初となるワンマンライブはピアノ2台とパーカッション、ギターの編成。オリジナル曲を中心にカバー曲で2人の伸びやかな歌声を重ね合わせる。公演タイトルは「二人で紡いだ20年 感謝を込めて」。「皆さんと歌でこの20年間の思い出を振り返りたい。一緒に歌ったり、ハモったりとライブを楽しんでほしい」と話している。

 午後6時半開演。全席指定5千円。同音楽堂や県内主要プレイガイドで販売。問い合わせは公演事務局=電話06(6966)8000。

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