赤ちゃんが喜ぶスカーフ遊びを学ぶ母親ら=9月21日、福井県越前市のイクラボ武生店

 福井県越前市と福井市に店舗を持つランドセル店「イクラボ」は3年前から、小さな子どもを育てる母親向けに、ベビーマッサージや骨盤矯正などの講座を開いている。モットーは「ママが幸せになれば、子どもも幸せになる」。友達づくりや息抜きの場を設けて産後の孤立を防ぎ、育児を楽しんでもらいたい―。口コミで評判が広がり、県内各地から親子が集う。

 イクラボは学生服製造・卸売業の山耕(越前市)が運営。15年ほど前から青少年育成活動に携わる山田耕一郎社長(46)が「子どもへの虐待をなくすため、まずは母親の子育てを応援しよう」と、母親らが集い学ぶ場所がある店舗を構想。育児(イクジ)研究所(ラボラトリー)を略して店名とし、2015年8月に大和田店(福井市)、17年8月に武生店(越前市)を開店させた。

 「育Labママ講座」と称して、大和田店では毎週木曜に店内で、武生店では不定期に店の横にある倉庫の2階で実施。カイロプラクターによる骨格の解説、親子英語などがあり、日程や内容、参加費は店のホームページや講師のSNSなどで告知している。

 9月下旬、武生店でのベビーマッサージ講座には、母子8組が参加。講師の「ハッピーサロンりんか」の大坂鈴華さん(44)から、透ける素材の色とりどりのスカーフで赤ちゃんを楽しませたり、全身に優しく触れたりして親子の絆を育む手法を学んだ。越前町の女性(30)は6カ月の赤ちゃんと訪れ、「子どもにどんなスキンシップをしてあげるとよいか分かった。ほかのママと情報交換したり、次のイベントに誘い合ったりできるのもうれしい」と笑顔を見せていた。

 武生店の会場は、親子向けの講座やママサークルの集まりに使う場合など、基本的に無料で貸し出している。山田社長は「産後は相談相手がいなかったり、家から出るのがおっくうになったりする。ママたちが外に出て、友達をつくるきっかけになってくれれば」と話している。問い合わせは武生店=電話0778(42)8377。

関連記事