地方での医師不足解消に向け、地元で一定期間働く代わりに奨学金が貸与される大学医学部の「地域枠制度」に関し、過去11年間で計約2600人分、事実上の定員割れを起こしていたことが24日、厚生労働省の調査で分かった。

 入学後に、地域枠と、勤務地に制限のない「一般枠」を振り分ける際に、地域枠を希望する学生が少なかったことなどが原因。大学側は、希望しなかった学生を一般枠として扱っていた。医師不足地域での人材確保という理念と反する運用実態が明らかとなり、同省は対策に乗り出す。

関連記事