自ら経営するカフェで高裁判決に難民認定の望みをつなぐヨセフ・ジュディさん=2日、さいたま市

 内戦の続くシリアから日本へ逃れた反体制派の男性が日本政府に難民認定を求めた訴訟の控訴審判決が25日、東京高裁で言い渡される。政府は「迫害の恐れ」の明確な証拠がないとして難民認定せず、一審も政府判断を支持。難民認定の厚い壁に国際社会の批判が高まる中、高裁の判断を前に男性は「政府に追随するだけなら裁判所は要らない」と訴える。

 日本政府は、難民条約の文言から「迫害の恐れ」の厳格な立証を要求、不可能なら難民認定しない傾向が強い。不認定者の多くに人道配慮として日本で暮らせる在留特別許可は出すが、難民に比べ権利は限られる。

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