山元さんをテーマ―にした映画「1/4の奇跡」などの映画は17カ国もの国で上映され今も広がり続けています。山元さんは特別支援学校教諭としてその人柄や活動は随分古くから多くの人に知られていて、私もそのお名前は昔からよく耳にしていた方でした。また石川県羽咋市では佐伯氏の指導のもと自然農が活発に行われていて、小学校や、保育園などの給食でも、栽培されているものが使われているということです。(「いのちをつなぐ話」チラシより) 

◆シュタイナーの霊的宇宙史から学ぶ

 シュタイナーの宇宙史は霊的観点から捉えられている宇宙史です。ですから、そうした世界を一般的感覚を持った私たちが理解しようとするのはそう容易なことではないのです。

 シュタイナーも私たちの一般的感覚での感じ方、考え方で理解しようとすることに対して、人間の言葉は、このような高次の活動を表現するためにあるのではないので、人間の言葉では通用しないような崇高な事柄を、その人間の言葉で表現しなければならないのは無理なことなのだと言っているのです。こうした高次な世界の活動を具体的に表現する言葉を私たちはもっていないのだというのです。

 しかし、19世紀の70年代以降になって、一般の人にも理解できる言葉で語ることの許される時代が来たのだというのです。※(秘密を封印していた氷は、ブラヴァツキー夫人の『神秘教義』におけるこの上なく深い叡智を含んでいる「ジャンの書」によって砕かれたという)。

 ここではそうした霊的観点からの宇宙の進化、私たちの太陽系の進化についてその概要をご紹介するくらいしかできませんが、そのなかから、私たちが現代という時代を生きるうえでの、あるいは子どもの育ちを考えるうえでの何か大切なことを汲み取ることができるように思えるからです。

 『 シュタイナー 霊的宇宙論』(高橋巌訳 春秋社)にはその霊的宇宙の進化についての詳細が実に丁寧にわかりやすく書かれている様に思えます。

 私たちの地球という惑星の過去の状態について

―私たち人間が輪廻転生を繰り返すように、存在はどんな小さなものも、どんなに大きなものも、すべて変化を遂げ、転生を繰り返します。地球のような惑星でさえも、転生するのです。私たちの住んでいる地球は、常に今と同じ地球であったのではなく、その前には別の状態で存在していました。私たちの神智学サークルでは・・・地球に先行する惑星を「月」と呼びます。この「月」、現在の月のことではなく、私たちの地球のかつての状態のことです。そして私たちが霊的状態をたどってこの世に生まれてきたように、地球もまた、「プララヤ(休息期)」と呼ばれる霊的状態をたどってきました。この「月」の状態もプララヤを通過して、それ以前の状態から生まれ変わってきたのです。そのような「月」に先行する地球惑星の状態は「太陽」と呼ばれます。ですからこの太陽は、現在の太陽のことではなく、それとはまったく別の存在です。

 そしてこの「太陽」も「土星」と呼ばれる最古の地球惑星の転生したものです。ですから、現在の地球は、土星紀、太陽紀、月紀、地球紀を通して、四つの相前後する転生を繰り返してきたのです。この四つの惑星状態は、それぞれ固有の課題を持っていました。・・・・・・地球紀のすべての経過は、その経過を通して、人間が「自我存在」になるためにあるのです。このことは、以前の諸状態にはあてはまりません。人間が現在の意味での「人間」になったのは、地球紀においてなのです。―と書かれています。

 そしてそれぞれの惑星状態は、私たちとは異なる存在たちが「人間」となるための状態だったというのです。そして今、そのような存在たちは、私たち人間よりも、もっと高次の段階に立っているのですが、「かつて神々は人間だった」と語られているように、今日、霊界の高みに立っている神々は、常にそのような神々だったのではなく、そのような神々にまで進化発展したのだというのです。

 人間のすぐ上に存在する不可視の霊たちは、キリスト教の秘教で天使、アンゲロイ、つまり、神霊界の「使者」と呼ばれ、それよりも一段高次の存在者たち、つまり、人間よりも二段階高次の存在たちは、大天使、アルヒアンゲロイ、または火の霊と呼ばれ、大天使よりもさらに一段高次の存在たちは原初、アルヒャイまたは人格霊と呼ばれるという。このように人間よりも高次のところに、三つの位階の存在たちがいるのですが、これ等の存在たちは、すべて、人間段階を通過してきて、かつてはそれぞれの進化紀において人間だったというのです。

 そうした存在を含めて簡単にまとめると次のようになります。

・土星紀 ・・・熱の時代    ・・・原初、アルヒャイ、人格霊
・太陽紀 ・・・風の時代    ・・・大天使、アルヒアンゲロイ、火の霊
・月紀  ・・・水の時代    ・・・天使、アンゲロイ
・地球紀 ・・・土の時代(物質) ・・・人間

 そしてさらに地球は下記のように進化していくといわれるのです。

・木星紀
・金星紀
・ヴルカン星紀

 ほとんどすべての民族の下に「図り難い至高の神性」として見出すことができるといわれ、この神性は、ブラフマとシヴァとヴィシュヌスとしても、父と子と聖霊の三位一体としても表現されてきて、それぞれの新しい宇宙系の計画は、すべてこの至高なる宇宙叡智・「根源の宇宙叡智」に由来するいう。その「根源の宇宙叡智」に超感覚的な世界で計画作成された私たちの太陽系の発端である古土星。私たちの全太陽系は現在の太陽系のすべて、太陽、月、水星、金星、火星、木星が萌芽の状態ですべて含まれていて、その古土星から形成されたというのです。(現在の土星と直接の関係はないという)

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