「果物を送った」と近親者を装って電話し、高齢者から現金をだまし取ろうとする新たな手口の詐欺電話が10月16日、福井県内で初めて確認された。東京などでは被害が出ており、県警は注意を呼び掛けている。

 電話は15日、福井市内の70代女性宅にあった。手口は次のような流れだった。

 「フルーツを送ったが、大切な書類も一緒に送ってしまったので発送を止めたい。後で郵便局から電話がある」。県外に住むおいを装った男がこう話した直後、今度は郵便局員を名乗る男から電話があり「荷物を止めるので、あなたの住所、氏名、送り主の氏名を教えてほしい」と個人情報を聞かれた。すると再び、おいを装った男から電話があり「荷物の中に100万円の小切手が入っている。すぐにお金が必要になったので100万円貸してほしい」と現金を要求してきた。

 女性は不審に思い警察へ通報、被害はなかった。県警生活安全企画課は「詐欺犯は次々と新たな手口を考えている。電話でお金を要求されたら詐欺だと思って」と話している。

関連記事