IT活用・導入の進捗状況

 ITの導入・活用に関して福井県の福井商工会議所が小規模事業所を中心に実施した調査で、製品・サービスのPRなどに活用できる自社ホームページを開設しているのが、従業員5人以下の企業は半数にとどまった。回答者全体でもITの導入・活用が「おおむね予定通りできている」としたのは2割未満で、課題を抱える企業が多い実態が分かった。

 従業員20人以下の会員企業を中心に7~8月に調査し、255社から回答を得た。

 導入済みのIT関連サービスを聞いたところ、「自社ホームページ」を挙げたのは全体の59・8%で、従業員5人以下の企業に限ると50・8%だった。「ネットバンキング・電子記録債権」と「経理・販売・顧客管理のためのパッケージソフト」は共に、全体で6割超となった。

 ITの導入・活用が「満足ではないが、少しずつできている」は39・8%、「思うようにできていない」は16・0%で、合わせて半数以上が何らかの課題を抱えていた。

 導入への具体的な課題(複数回答)は「投資費用が高い」が36・7%と最多で、「費用対効果が分かりにくい」が31・1%で続き、コストへの懸念がうかがえた。「IT担当の人材不足」(29・5%)も導入足踏みの要因となっているようだ。

 ITの導入・活用に取り組む目的(複数回答)は「顧客サービスの充実」や「業務効率化」の回答率が高かった。導入済みのIT関連機器は「パソコン」が96・0%、「社内Wi―Fi」が66・8%に上り、「社内システムと連携したスマートフォン」は4割に満たなかった。
 

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