神奈川県座間市の「MEGAドン・キホーテUNY」=10月11日

 ユニー・ファミリーマートホールディングスは10月11日、ディスカウント大手ドンキホーテホールディングスに対して11月上旬から株式公開買い付け(TOB)を実施し、最大20・17%の株式を取得してグループ企業にすると発表した。取得総額は約2119億円の見込み。傘下の総合スーパー「ユニー」の全株式はドンキに売却し、ドンキは5年間で100店程度を「MEGAドン・キホーテUNY」に業態転換する方針だ。

 ユニー・ファミマとドンキの決算上の売上高を合算すると約2兆2千億円、フランチャイズ店舗を含めたグループ全体の売上高は4兆7千億円規模となり、コンビニエンスストア、スーパー、ディスカウントストアの三業態を有する巨大な流通グループが誕生する。

 ドンキはユニー・ファミマが持つユニーの全株式(60%分)を2019年1月に282億円で買い取り、既に保有する40%分と合わせて完全子会社化する。ユニー・ファミマはユニーの経営をドンキに任せ、主力のコンビニにドンキの店舗運営のノウハウを生かす。インターネット通販などの台頭で苦戦するユニーがスーパーのまま生き残るのは難しいと判断した。

 福井県内にはユニー運営の総合スーパー「アピタ」が福井大和田店、福井店(共に福井市)、敦賀店(敦賀市)の3店舗あり、「ピアゴ」が丸岡店(坂井市)の1店舗となっている。

 ドンキの大原孝治社長が、ユニーの店舗をドン・キホーテへ100店ほど業態転換する方針を示したことに関し、ドンキの広報担当者は福井新聞の取材に「現時点でどの店舗を転換するかを公表する考えはない」とした。アピタ福井大和田店の担当者は「報道されている以上のことは分からない」と話した。

 県内商業施設関係者は「県内のユニーの店舗も業態転換する可能性がある」とみており「今後の動きを注視したい」と語った。

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