全国高校ロボット競技大会に挑む科学技術高校の女子チーム=福井県福井市の同校

 10月20、21日に山口県で開かれる全国高校ロボット競技大会に向け、福井県立科学技術高校(福井市)電子技術部の女子チームがロボットの改良や練習を重ねている。女子だけによるチームも、全国に挑むのも福井県内で初めて。“メカジョ”たちを率いる部長の今澤安寿紀さん(3年)は「一つでも多く勝てるように頑張りたい」と闘志を燃やしている。

 メンバーは、同校機械システム科唯一の女子の今澤さんをはじめ6人。山田花梨さん=電子電気科3年、大内望愛さん=同1年、宮腰美優さん=化学システム科1年、飯田彩花さん=情報工学科1年、野坂奈央さん=同=と各科から集い、それぞれの得意分野を生かし、8月の県予選を1位で突破した。

 同校のロボットは代々「ハンマーヘッド」の名前が受け継がれており、今年のロボットも前後左右に移動できるホイールを装着したり、修理しやすいシンプルな構造にしたりと工夫がぎっしり。アルミの削り出しや設計などで全部員が協力して仕上げた。

 夏休みはほぼ毎日、午前9時からロボット製作や練習に励んだ。練習では、同校の工場棟に作った全国大会と同じコースでロボットを操作。「もうちょっと右」「そのまままっすぐ」などと声を掛け合う。時間計測やコードが絡まないよう持ち上げるなど、全員が欠かせない役割を担っている。

 メンバーのうち4人が1年生だが、2、3年生も一緒に弁当を食べたりゲームで遊んだりして、一体感は抜群だ。操縦担当の野坂さんは「確実に一つ一つの操作ができるようにしたい」と意気込む。

 全国大会には129チームが出場予定。顧問の柳谷陽昭教諭は「大会では8位内を目指したい。日々の努力を見ているからこそ、頑張ってほしい」と見守っている。

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