車いすバスケットボールで東京2020を目指す福井県の古崎倫太朗選手と北風大雅選手=10月7日、福井県福井市の福井県営体育館

 福井国体・全国障害者スポーツ大会(障スポ)の車いすバスケットボール福井県チームに、東京2020パラリンピック出場を目指す選手がいる。古崎倫太朗17歳=永平寺町、福井工大福井高校2年=と、北風大雅20歳=あわら市、金沢工業大学3年。ともにU―23(23歳以下)日本代表選手で、国体・障スポでもWエースとして福井を引っ張った。「東京、24年パリ、28年ロサンゼルスへ向け、2人で切磋琢磨する」―。福井から日の丸を背負い世界へ羽ばたく、若き2人に期待が集まる。

 古崎選手は生まれつき両足に障害があり、小学2年で車いすバスケットボールを始めた。持ち前の負けん気の強さで頭角を現し、中学3年15歳でU23の日本代表に選出。国際大会での経験も積んでいる。

 高校ではサッカー部の主将だった北風選手は大学1年の夏、事故で左足切断や、首と両手の骨を折るなどの大けがを負った。治療のため手術を繰り返していた北風選手に高校時代の監督が1人の車いすバスケットボール選手を紹介した。Jリーガーとして活躍していたさなかに事故で引退を余儀なくされた京谷和幸選手だ。京谷選手との面会が実現し、大学1年の冬から車いすバスケに取り組み始めた。福井県チーム「FUKUI WBC」で古崎選手と出会い、世界を意識。今年4月にU―23代表選手に選出された。

 中学時代からパラリンピック出場を意識していた古崎選手は「東京2020を目指す。それ以降のパラリンピックもすべて出場を目指して頑張りたい」ときっぱり。11月に控えたU23の国際大会に向け「持ち味のカットインを磨いて、世界に通用するようにしたい。練習しかない」と貪欲だ。

 北風選手も「スピードと得点力を上げれば、世界に通用すると思う。一つ一つ丁寧に頑張っていきたい」と話す。パラリンピックに対し「そこを目指すのが、アスリートとしてやるべきところ。東京もその次のパリも、ロサンゼルスもすべて出られるように倫太朗と切磋琢磨していきたい」とさらなる高みを見据える。

 東京2020に向けて目が離せない福井のWエース。「頑張るぜ! 皆さん応援お願いします」と笑顔の中にも強い決意を示した。

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