福井県内で確認されたものを福井県警が再現した封筒と文書。横型封筒には「重要」という赤いスタンプが押されていた=福井県警本部

 法務省の関係機関をかたり「訴訟最終告知」と書かれた架空請求詐欺の文書入り封筒が10月4日、福井県内で2件確認された。福井県警では今年、架空請求のはがきが届いたという相談を約2千件受けているが、封書は初めて。県警は「今後、同様の封書が大量に郵送される恐れがある。記載されている連絡先には絶対に電話せず、警察に通報するように」と呼び掛けている。

 県警生活安全企画課によると、封書は福井市と越前市の60代女性宅にそれぞれ届いた。特徴は▽横型の茶色封筒▽表面に「重要」という赤いスタンプが押されている▽差出人の記載がない―など。82円切手には東京都内の消印が押されていた。入っていたA4判の紙には、従来の詐欺のはがきと同様、「裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始する」「法務省管轄支局 国民訴訟通達センター」などと書かれていた。同様の封書は、9月下旬から石川県内でも確認されていた。

 女性は警察に相談し、被害はなかった。同課は「封書だからといって本物だと思わないよう注意してほしい」と話している。

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