福井国体競技別天皇杯を獲得した剣道の福井チーム=10月2日、福井県福井市の福井県立武道館

 第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体2018」で福井が天皇杯(男女総合成績)1位を獲得することが10月6日、ほぼ確実となった。確定すれば1968年の1巡目福井国体以来50年ぶり。自転車に始まりボートや体操、サッカー、剣道など各競技で連日、優勝を積み重ねたほか、多くの入賞を勝ち取った。県民の声援も後押しし「チームふくい」は地元開催の大舞台で躍進した。

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 天皇杯は歴代、開催県の獲得が続いていたが、2016、17年は東京が1位だった。福井が取れば15年の和歌山以来の開催県獲得となる。福井は関係者一丸の強化策が実り、20年東京五輪を控えた首都を抑えた形だ。

 6日終了時点の天皇杯得点は福井が2305・5点のトップで、1874点の2位東京に431・5点の大差をつけた。9日の最終日に向け、福井は得点の高いホッケーで3種別が勝ち残っているなど、さらに上積みが見込まれる。福井新聞の取材によると、福井の最終的な得点は少なくとも2550点を超える見通し。東京が残る競技で全て優勝した場合など、数字上はわずかに逆転の可能性が残るものの、福井は1位をほぼ手中にした。

 会期前競技と自転車を終えた9月29日時点で、天皇杯順位は福井が431・5点で6位。1位の東京は水泳で約380点を稼ぐなど計738・5点で、大きく水をあけられていた。

 しかし福井は30日の剣道成年女子で優勝、10月1日には剣道少年女子など3種目を制し、一気に2位に浮上して勢いに乗った。体操成年男女、ラグビー成年男子といった得点の高い団体競技を勝ち抜いた。

 圧巻は3日。ボート5種目をはじめフェンシング成年男女、サッカー成年男子など計10種目を制し、天皇杯トップに躍り出た。

 後半に入り、東京は柔道、バレーボール、陸上などで高得点が見込まれ、終盤にかけて追い上げられるとの予想もある中、福井はなぎなた、重量挙げなどで着実に得点を重ねた。5日終了時には大台の2千点超えを果たし、6日も優勝ラッシュに沸き、頂点をほぼ確実にした。

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