西川一誠知事(右)から白川文字学の説明を受ける信子さま=10月6日、福井県福井市の県立図書館白川文字学の室

 寛仁親王妃信子さまと次女の瑶子さまが10月6日、福井県で開かれている福井しあわせ元気国体に合わせて来県された。お二人はそれぞれアーチェリーや空手道などを視察されたほか、若狭の民俗・歴史などにも触れられた。

 信子さまは、福井市でアーチェリー競技を観戦された。全日本アーチェリー連盟の宮崎利帳(としはる)会長職務代行者によると、信子さまは競技に造詣が深く「弓はかつてアルミニウムでしたが、今はカーボンですね」と道具の進化もよくご存じだったという。

 福井市の県立図書館も視察された。白川文字学の室(へや)では同市出身の文化勲章受章者、故白川静さんが生涯をかけ漢字の成り立ちを解き明かした情熱や研究の足跡について、西川一誠知事らから説明を受けた。県教育委員会の担当者が、小学校の授業で白川文字学が取り入れられていることを紹介し「福井の子どもたちは白川先生のことが大好きです」と説明すると、信子さまは「とても身近なのですね」と感心された様子だった。

 嶺南に足を運ばれた瑶子さまは、敦賀市で空手道、小浜市で重量挙げを視察した後、県立若狭歴史博物館(小浜市)を訪問。この日始まった企画展「うきたつ人々 幕末若狭の祭礼・風俗・世相」などを見学された。

 案内役を務めた垣東敏博館長によると、幕末の女性が使ったかつらや髪飾りに興味を持たれたという。展示全体を通じては、若狭地方が京の都とつながりが深く、豊かな地域だったという説明にも関心を示された。

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