互いに長寿を喜び合う(左から)山本保男さん、秀義さん、秀博さん=9月30日、福井県坂井市内

 福井県坂井市春江町出身の3兄弟が今年そろって白寿、米寿、喜寿を迎えた。親族に囲まれた祝いの会で3人は「めでたさ3倍。これからも長生きして、1年後も2年後も、こうして仲良く集まれれば」と、幸せな巡り合わせを喜び合った。

 3兄弟は山本秀義さん(99)=同市、山本保男さん(88)=同市、山本秀博さん(77)=石川県小松市。もともと4男4女の8人きょうだいだったが、現在は3人が残っている。

 長男の秀義さんは戦後、家業の農業を継ぎ、今も健康のために農作業を続けている。せん定もはしごに登って自ら行う元気ぶり。元春江町職員の3男保男さんは、自分史を本にまとめて自費出版するなどの博学。末っ子の秀博さんは、30年の海外生活を経て昨年、インドネシアから帰国したばかりの国際派だ。

 「幼い頃は、よく(秀義さんに)しかられた。でも、その厳しさが仕事でも役に立った。父親のような存在」と話す秀博さん。「家族みんなが仲良く暮らしてこられたのが何より」と秀義さんは力を込める。保男さんは4年前に脳梗塞を患い入退院を繰り返したが、徐々に体調を取り戻し「よくかんで、多食しないのが健康の秘けつ」と笑う。

 9月30日に坂井市内の飲食店で開かれた祝いの会には、3人の子どもからひ孫まで24人が集まった。国際結婚した秀義さんの孫の清美さん(42)の年一度の里帰りに合わせてニュージーランドから駆けつけたひ孫の船木友輝・ショーン君(7)は「お餅を食べさせてくれる大好きなママのおじいちゃん。これからも毎年会えるよう長生きしてね」と、習っているバイオリンを披露して祝った。

 親族を前に「めでたくはあるけれど、それだけ日々、迷惑をかけているということ」と秀博さんは家族への感謝の思いを語り、「幸せの一言」と3人は口をそろえた。

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