越前漆器の「うるしの里会館」の職人工房で作品を見学される絢子さま=10月5日、福井県鯖江市

 福井県で開かれている福井しあわせ元気国体に合わせて10月4日に来県した高円宮家の三女絢子さまは5日、1500年の歴史と伝統を誇る越前漆器に理解を深めたほか、山岳とソフトテニスを観戦された。母の久子さまは、3日目の公務でバレーボールとゴルフをご覧になった。お二人はこの後、帰京された。

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 鯖江市のうるしの里会館を訪問した絢子さまは、木地師と塗師、蒔絵師の「現代の名工」3人の実演を間近でご覧になった。蒔絵師の松田眞扶さん(84)には「何回にも分けて塗るのですか」などと熱心に質問し、作品に顔を近づけて「とてもすてきですね」「西洋風にもなるのですね」と感心した様子だった。

 説明役を務めた越前漆器協同組合の土田直理事長によると、絢子さまはとても気さくで、蒔絵のパネルがはめ込まれた和室の格天井をご覧になった際に「寝転がって見てみたいです」と話し、周囲を笑わせたという。29日に控える結婚式のお祝いとして、食器洗浄機で使用できるご夫妻の汁わんと飯わん、箸をプレゼントされると、幸せいっぱいの笑顔を見せられたという。

 会場近くにはこの日も、絢子さまを祝福しようとたくさんの県民が集まった。「おめでとうございます」と声を掛けられると、絢子さまはにこやかに手を振られていた。

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