出迎えを受け、ほほ笑まれる絢子さま=10月4日、福井県南越前町の北前船主の館・右近家

 10月29日に結婚式を控えている高円宮家の三女絢子さまは4日、福井国体に合わせて来県された。結婚に伴い皇室を離れるため、今回が最後の国体ご視察となる。訪問先で多くの県民から祝福を受け、にこやかに手を振られていた。

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 越前町営朝日総合運動場では、ホッケー少年女子1回戦の岩手―北海道の試合を観戦された。試合終了後、両チームメンバーが一列になって絢子さまにお辞儀をすると、席から立ち上がって拍手を送り、健闘をたたえられた。説明役を務めた日本ホッケー協会の中曽根弘文会長によると「大変楽しませていただきました」と述べられたという。県ホッケー協会会長の内藤俊三越前町長は「すばらしい施設ですねとお褒めの言葉をいただいた」と感激していた。

 観戦後、会場近くの沿道で婚約を祝福する大勢の県民の姿を見掛けると、絢子さまは車を降りて手を振られた。

 この後向かわれた南越前町の北前船主の館・右近家前の沿道にも「御婚約をお慶び申し上げます」との看板が掲げられ、地元の子どもたちや町民約230人が出迎えた。絢子さまは子どもたちに近づき笑顔を見せられた。同町の女性(68)は「おめでとうございますと申し上げたら、ありがとうございますとお声を掛けていただいた。とても品があり、お幸せそうだった」と感動した様子だった。

 館内では、右近家のメインシップ「八幡丸」の模型などを見学し、同家が飛躍した歴史に理解を深められた。絢子さまは「こちら(の建物)で生活していたんですか」「この辺りの海は荒れますか」など次々と質問されていた。日本海洋少年団連盟の名誉総裁でもあり、説明役を務めた河野北前船研究会の右近恵会長は取材に「船のことをよくご存じでした。(お人柄は)柔らかな感じで素晴らしい方でした」と話した。

 県内滞在2日目となった絢子さまの母、高円宮妃久子さまは、バスケットボールやライフル射撃など4競技を観戦された。

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