福井国体ラグビー女子で6位入賞を果たした福井県の選手たち=10月4日、福井県小浜市総合運動場

 福井しあわせ元気国体(福井国体)ラグビー女子(7人制)決勝トーナメントは10月4日、福井県小浜市総合運動場で行われ、福井は6位入賞を果たした。福井のメンバーはハンドボールや陸上などからの転向組が多いものの、全国の強豪と互角に渡り合った。目標の5位以内には一歩届かなかったが、主将の辻崎由希乃(鯖江高校出身、アタゴ)は「福井に女子ラグビーという伝統を残すためのスタートが切れたかなと思う」と話し、悔しさの中にも手応えをつかんだ様子。女子ラガーたちの果敢な「トライ」が、福井県の女子ラグビー界の新たな扉を開いた。

 2年前の岩手国体で正式種目となった女子ラグビーには10チームが出場。3グループに分かれた2日の予選プールで福井は三重に15-5、北海道に22-10で勝利。福岡には0-42で敗れ2勝1敗で予選プール3位となり、3日の決勝トーナメント1回戦は大阪と顔を合わせた。

 大阪戦は連日の試合による疲れからか動きが鈍く、0-5で惜敗した。しかし、「できることをしっかりやろう」(宮川正興監督)と臨んだ敗者戦ではフィールドを広く使って5トライを奪い、青森に25-0で快勝。「頑張れ!」「走れ!」と大声援を送る観客たちの期待に応えた。敗者戦の勝者同士が当たる5、6位決定戦も体格差のある相手に果敢にタックルし、勝機をうかがったが0-5で涙をのんだ。

 2015年からチーム作りが始まり、登録はわずか2年前。国体という夢の舞台を目指して選手たちは練習に汗を流してきた。中学、高校はハンドボール部で、大学からラグビーを始めた大堀朱音(福井大学)は「最初はラグビーが全然分からなくて、よく分からないまま1年、2年をすごしたが、段々試合に勝てるようになった。国体で全国の強豪と渡り合えてるようにまでなって、(ラグビーを)やってきてよかったなと思います」と感無量の表情。

 3年前に国体出場を目指して福井大学に女子ラグビー部を作り、仲間集めから奔走した石渡汐織(同)は「最初は1人しかいなかったのが、選手だけじゃなくコーチたちがどんどん集まって、今でこそ当たり前のように試合ができるけど、3年前からすると夢のような話。大学生活で1番時間をかけたのがこのチームのことだったので、うれしい」と涙顔にも笑みを浮かばせた。

 辻崎主将は決勝トーナメントの試合について「ハンドリングミスだったり、ちょっとしたミスを突かれたり、自分たちがもっとコミュニケーションを取っていれば解消できることもいっぱいあったが、これが実力」と悔しさを見せながらも、「福井国体でここまでの結果を残せた。いいスタートラインが切れたかなと思うので、これからもみんなと練習を続けていきたい」と話した。

小浜市
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