立ち上がり家族に優勝を報告する長田福馬選手(写真中央)=10月3日、福井美浜町の福井県立久々子湖ボート場

 成年男子かじ付きフォアの福井が地元国体で5年ぶりの栄冠を手にした。過去4大会は3位にとどまり、優勝から遠ざかっていたクルー。今大会を最後の国体として臨んだボート競技チーム福井キャプテンの長田福馬(関西電力)はフィニッシュラインを切ると「やったぞー」とボート上に立ち上がって喜びをあらわに。地元国体の舞台で、ボート王国福井に新たな歴史を刻んだ。
 
 レースは前半リードされたものの中盤に逆転。「ベストのパフォーマンスを決勝で出そうと常に集中し続けた」。周囲を見ず、全力で漕ぎ続けた。優勝は沸き上がる歓声で知った。最後は2位に2秒07差を付けていた。メンバーとともに、両手を突き上げ歓喜。ボートに立ち上がった長田はさらに雄叫びを上げ、興奮を体全体で表現した。

 応援ゾーンの前では来月1歳を迎える長男の湊人君ら家族を見つけ、再度立ち上がり「湊人、湊人、パパやったぞー」と叫んだ。不安定なボートにバランスを崩しつつも落艇を免れた長田。大歓声の中で男泣きした。

 「優勝するためにやってきた。すごい達成感」。競技終了後、応援席に姿を見せた長田は、母親のるり子さんを抱き上げるなど家族と喜びを分かち合った。「ボートに出会って人生が変わった。ボートに感謝」。地元開催のプレッシャーをはねのけ大役を全うした表情は晴れやかだった。
 

美浜町
美(うま)し美浜 ~おいしい自然、ハートフル美浜~
【編集部が勝手にオススメ】▽観光 水晶浜、三方五湖▽味覚 鯖のへしこ 【出身著…
ボート
一人が1本のオールを使うスウィープ種目である「舵手つきフォア」と、一人が2本の…
ボート
関連記事