福井国体高校野球硬式の部準々決勝大阪桐蔭―済美 四回表、左前打を放つ大阪桐蔭の藤原恭大=10月3日、福井県営球場

 福井しあわせ元気国体(福井国体)高校野球硬式の部は10月3日、今年の甲子園春夏連覇を果たした根尾昂や藤原恭大の大阪桐蔭が、高校最後の試合となる準々決勝に登場。四国の強豪、済美(愛媛)に5―3で勝利した。台風による日程短縮で準決勝以上は行われず、ベスト4の4校が1位となるため、史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を果たした最強チーム大阪桐蔭は福井国体で高校3冠を達成。「最後をいい形で締めくくれた」(藤原)と、福井県営球場に詰めかけた観客の期待に応えた。

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 初戦の1日に続きスタンドはファンで埋まり、5000人を超えた。大阪桐蔭は四回、ヒットで出た藤原を根尾がかえして1点を先制。八回にも、二塁打の藤原を根尾がかえして逃げ切った。安打や得点シーンだけでなく、機敏な守備にもどよめきや拍手が沸き起こり、最後まで根尾、藤原の躍動でくぎ付けにした。

 試合後、藤原は「国体も勝ちたいと気持ちが強かった」と話し、狙っていた3冠達成に充実した表情。敗れた済美の主将池内優一は「スイングの鋭さ、打球のスピード、心の底から強いと感じた。日本のトップレベルを倒したかったが、高い壁だった」と話し、相手も認めざるを得ない強烈な力と印象を残して最終戦を終えた。

 プロ入りが注目される根尾は「実力がなければいられない厳しい世界。その中で長く活躍できるような選手になりたい。やっていく覚悟はできている」と福井の地からさらなる飛躍を宣言した。

 藤原もプロから大きな注目を集めていて「やりきったというより、ここからがスタート。トリプルスリーが目標」と先を見据えた。

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