福井国体ラグビー成年男子決勝で攻める福井=10月2日、福井県小浜市総合運動場

 【福井しあわせ元気国体(福井国体)ラグビー成年男子(7人制)】

 怒濤の6トライを奪い、一気に頂点へ駆け上がった。ラグビー成年男子決勝、福井は力強い縦突破やテンポの良いパス回しで熊本を終始圧倒。若狭東高OBを中心とした地元勢に元日本代表のベテランらの力が融合し、新たな歴史をつくった。

 15人制で日本代表キャップ数81を誇る小野澤宏時が昨年加わり、今年は強豪・帝京大出身の内藤伸哉本多光が加入。“外からの血”がチームに刺激を与えた。試合中にスムーズに連携できるための練習に時間を割き、小浜市出身の堀口陽平は「合図を出し合って連携を取る大切さを学ばせてもらった」と振り返る。

 決勝でもその成果が表れた。前半序盤、相手ボールを奪った坪内豪洋が倒されると、小野澤が後方からすかさずフォロー。伊藤大輝に素早くパスが回り、さらにボールを受けた堀口が中央を疾走、先制トライを決めた。後半もカバーの速さや息の合った粘り強い防御が光った。

 チーム最多の大会通算13トライを決めた内藤は「僕が走りやすいよう、みんながパスを回してくれた」と謙虚さをのぞかせ、「地元の応援が大きかった」と福井への感謝を口にした。チーム一丸でつかんだ優勝。主将の下島廉人は「多くの福井の子どもたちがラグビーに興味を持つきっかけになってほしい」と胸を張った。

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