福井国体高校野球硬式の部1回戦、守備を終えて観客の声援を受けながらベンチに戻る大阪桐蔭の根尾昂=10月1日、福井市の福井県営球場

 福井しあわせ元気国体(福井国体)特別競技の高校野球硬式の部は10月1日、福井市の福井県営球場で始まった。開幕戦に登場したのは根尾昂や藤原恭大らスター選手がそろう大阪桐蔭。史上初2度目の春夏連覇のけん引役となった根尾は、先発のマウンドに立ち、ホームランを放つなど華麗なプレーでひときわ注目を集め、福井の高校野球ファンら5000人以上の観客をくぎ付けにした。

 大阪桐蔭のメンバーがグラウンドに登場すると、待ちに待った大勢の観客から拍手が響き「根尾!」「がんばれ」と歓声が巻き起こった。先発根尾は下関国際(山口)を相手に、5イニング無失点の好投で、ファンの期待に応えた。

 見せ場は二回、無死一塁から鋭いスイングでセンターへ本塁打を放った。大歓声を浴びながらダイヤモンドを一周し、笑顔を見せた。6回からはショートの守備に就き、救援の柿木蓮を守備でもり立てた。

 カメラ片手に観戦していた福井市の会社員男性(28)は「根尾のホームランを生で見られてうれしい。できればプロの舞台でも活躍してほしい」と熱い視線を送っていた。

 試合は2-0で大阪桐蔭が下関国際に勝利し、2回戦に進んだ。根尾は試合のできについて「(点数で言えば)50点もいっていない。ピッチングでは球も高かったし、自分のミスでピンチを招いてしまった。(打撃では)ホームランは真ん中の甘い球で、うまく芯に当たった」と振り返り、「次の試合がこのチームで最後の試合になると思うので、しっかり修正して優勝したい」と意気込んだ。

 日程の変更で、夏の甲子園で対戦した金足農業(秋田)のエース吉田輝星との対戦の可能性がなくなったことについては「残念です」と惜しんだ。

 大阪桐蔭は10月3日午前10時から、初戦で高岡商業(富山)に勝利した済美(愛媛)と2回戦を戦う。金足農業は2日午後4時から常葉大菊川(静岡)と顔を合わせる。

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