福井しあわせ元気国体の総合開会式で、入場行進する選手団を笑顔で激励される天皇、皇后両陛下=9月29日午後2時15分ごろ、福井県福井市の9.98スタジアム

 福井しあわせ元気国体の開幕に合わせ、9年ぶりに福井県に来県された天皇、皇后両陛下。ご滞在は9月28、29日の2日間となったが、西川一誠知事によると、福井の豊かな歴史文化、食などに数多く触れ、いずれも深く関心を持たれた様子だった。

 西川知事は両陛下に2日間にわたり随従した。初日の県勢概要説明では、水月湖(福井県若狭町)の年縞(ねんこう)のサンプル千年分ほどを両陛下に披露したところ、水月湖に年縞がある理由などを熱心に質問されたという。勝山市で化石が見つかった恐竜「フクイベナートル」の写真とレプリカにも深く関心を持たれたという。

 県勢概要で、子どもたちの学力、体力が全国トップクラスであることや、幸福度日本一という話に両陛下は「大変うれしそうにお聞きになっていた」(侍従)。県民の出迎えは2日間で約3万5千人に上り、両陛下は歓迎ぶりを喜ばれた。

 29日の昼食には、新ブランド米「いちほまれ」のほか、たくあんの煮たの、もみわかめなど、福井の味をふんだんに用意。西川知事は「地元の普通のメニューが意外と珍しいと感じられたのかもしれない」と話した。

 国体・全国障害者スポーツ大会の融合を全国に先駆けて掲げた今大会。両陛下は「大人から子どもまで、障害の有無にかかわらず、みんなで同じようなことをやって素晴らしいと強調しておられた」(西川知事)という。会場を出発される際には「できるだけ長く滞在したいという気持ちをおっしゃっていた」と述べた。

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